投資・・といえば、株式や投資信託、FX、ビットコインというイメージが強いことと思います ここ最近、金利が低く、利息収入は少ないですし、債券は、金利が上昇すると債券価格は下落するという関係にあり、外貨建て債券は金利の大幅上昇により、債券の価格が大幅に下落して、含み損を抱えている人や金融機関も多くあります
言い換えれば、今後、金利が下がる局面では債券価格の上昇が見込まれますので、これからは債券投資が面白い!ただし、外貨建て債券は金利が下がる局面では、円高が進行しやすいため、値上がり益は為替差損で相殺されてしまう部分もあります。
私の円高進行に対する対策は2つ。割引債を買うこと、償還まで長い債券を買うこと。割引債は利息収入がありませんが、その分、利付債よりも安く購入できますし、償還まで長い債券は、金利上昇によって大幅に値下がりしていますので、その分、利下げ局面では大幅に上昇が見込め、円高進行による為替リスクを薄めることができます
たとえば、私が昨年秋に購入した額面100米ドルの割引債は32米ドルで購入しましたので、償還まで保有すれば3倍になります 当時の為替レートを1米ドル141円からすると、1米ドル47円(141÷3)まで円高が進行しても、元本割れは起こしません。過去1米ドル79円が最高レベルですし、今後の日本経済を考えると、ここまで円の価値が高くなるのは想定しづらいと考えています
また、利下げ局面ではマコーレー効果により、大幅に上昇が見込めますので、あくまで机上の計算ですが、2%程度まで利下げが進むと50%の利益を見込むことができます
また、高金利通貨の債券だからといって、飛びついてはいけません GDP成長率が低い国の通貨、金利以上に物価上昇率が高い状態がずっと続いている通貨は、価値が下がりやすいため、金利以上に通貨の価値が下がってしまいます 分かりやすい例ではトルコリラ。金利は10%以上と高いですが、通貨価値は10年前の10分の1。つまり、90%も下落してしまいました。
繰り返しますが、金利が高いだけで飛びつかないように!
債券投資は地味ですが、今のような高金利局面は、 信用リスク、金利変動、為替変動などを加味して適切に判断すれば、高金利の定期預金のように活用することも可能株式の投資リスクを嫌う人は、債券投資を学習して、検討してみてはいかがでしょうか?