「給与・年金」「物価」「金利」どれがアップすると大変ですか?
私が資産運用のセミナーで必ずする質問ですが、多くの人が「物価」と答えます。金利が上がって困るのは変動金利の住宅ローン等を利用している人です(固定金利では困りません)
なのですが、なかなか増えない給与・年金と利息がつかない預金だけで、物価の上昇に立ち向かおうとしてもなかなか厳しいのが現状です。
いい変えれば、金額、期間、対象でリスクを調整して、軽減することを忘れてはいけませんが、物価の上昇を味方につけるため、今後、上昇が期待できるモノ、上昇したら嫌なモノで、資産の一部を保有することは重要です。
もちろん、価値が下がり続ける資産もありますし、長期的に上昇する資産でも、短期的には上下を繰り返しますから、損失を被る可能性がありますので、リスク管理は重要です。
各国の中央銀行は、物価の安定、より正確に言えば、横ばいではなく、緩やかな物価上昇を目指して金融政策を実行していますので、資産を保有で持つことは、各国の中央銀行の金融政策に沿った資産の持ち方です。
ガソリン、小麦、電気・ガスなど、色々と上昇していますが、最近のロシア、ウクライナのクラスター爆弾の使用、黒海情勢などを見ると、さらに物価上昇が懸念されています。
何度も申し上げますが、一気に買ったり(金額)、短期的な利益を追う(期間)と損失を被る可能性がありますので、少額・積立(金額)、中長期(期間)で、分散投資(対象)を徹底しつつ、物価の上昇に備えることに取り組んでください!