旅行客に来て欲しいのか?労働者に来て欲しいのか?

FRBは0.25%利上げし、短期金利が5.5%になりました。インフレは鎮静化しつつありますが、再加速防止などを考えて、踏み込んだと理解しています。多くてもあと1回の利上げ、金利からみた円安の底が見えてきました

ただ、中長期的には経済成長率の伸びが諸外国よりも小さく見込まれること、人口が減少していること、貿易赤字が続いていることなどから見ると、円高への揺り戻しはあっても中長期的には円安圧力が強いのではないかと思います

円安は、生活目線では、支出面では負担増、外国資産・外貨での資産運用ではプラスに働きます

一方、国策としては、外国人からすれば、輸出品が安く見え、インバウンド消費の増加ではプラスですが、外国人労働者に来て欲しいと思っても、給料が安くみえるのでマイナスです(なので、日本人も外国で働くことを選択する人が徐々に増えています)

私個人的には、外国資産・外国通貨で運用していますので、円安は嬉しいですが、海外旅行は高く見えますので、その点では負担です

日本は、国債発行が多いこともあり、金利を上げることができず、結果的に金利を低く抑えており、上記の理由もあり、円安になりやすいので、この状況を受け入れて、ライフプラン、ファイナンシャル・プランを組み立てるしかありませんが、若い人口が減る中、こどもも減り、外国人労働者から避けられてしまう状況を放置すると、とんでもないことになってしまうのではないか・・・と心配です。日本政府はどっちを見ているのでしょうか?