アメリカ国債格下げ、中長期投資では買い

アメリカ国債の格付けが1段階下がり、世界的に株価が下がっていますし、債券の価格も下がっています。もちろん絶対はありませんが、債券価格が下がっていること、今後、利上げは限定的で来年以降は利下げの方向に行く可能性があることから中長期的にはアメリカ国債は買い増ししたいと考えています。具体的には、長期の割引債を買うことで、デュレーションを味方につけたキャピタルゲイン狙い。ちなみに、今は、昨年10月に購入した2052年償還の長期割引の米国債を円換算ベースで200万円ほど保有しています

デュレーションとは金利の変化に応じた債券価格の変化の割合をいい、割引債かつ長期債のほうが大きいとされています。つまり、金利が短期的に大きく上昇したため、債券価格は大きく下げている中、さらに信用度が下がったことで、さらに債券価格は下げたわけですから、バーゲン価格からの値下げ

今後、利下げがあれば、長期の割引債のデュレーションは大きいため、債券価格の上昇も大きいと考えられます

アメリカ国債がデフォルトを起こせば紙くずになりますので、ポートフォリオの中で、背負えるリスクの範囲で購入することが大切ですし、ある程度の利益が得られた段階で利益確定をすることを忘れないようにしましょう