積立て投資は継続。利上げの天井が見えたら外債も

NYダウは2年ぶりの安値をつけましたね。

今週は、FOMCの利上げと政府・日銀の為替介入等がありましたが、単独介入であることは、円高への揺り戻しにはなっていません。

それ以上に、嫌な空気を感じるのがロシアの姿勢。

予備役部分動員、場合によっては核使用も排除しない発言。

中長期的に見て、今年、来年は高インフレの持続、政策金利の引き上げ、地政学的リスク等、

全体相場、景気が劇的に改善する要素は見えません。

誤解を生まないため、明言は避けますが、アメリカのレセッション懸念、中国の減退の中、

ロシアから石油を安く調達しつつ、アメリカも敵対視しない某国はこの時期、飛躍的に存在感を伸ばす可能性を感じます。

また、日本も数年間は金利を上げないと言っていますから、この点は株価にプラス。

世界全体の逆風がありますので、楽観視はできませんが、

日本株を対象とするNISA枠拡大など、資産所得倍増計画を上手に誘導すれば、円安、インフレを追い風にできる一部の銘柄は

投資する価値はありそうです。

当面、5年後、10年後を見据えて、積立投資は継続しますが、好業績、悪環境を追い風にできる銘柄を除き、

大きな一括投資はちょっとアメリカの物価、小売売上高とロシアの動向を見ながら安全運転を心がけようと思います。

一方で、格付けが高い外国債は、ある程度、利上げの天井が見えてきたら、買おうかなと考えています。

決してよい相場ではありませんが、悪くなる要素満載の分かりやすい局面だからこそ、

一定のキャッシュを確保しつつ、インフレを味方にしつつ、高金利も味方につけたいと思います。